【 2日目(1) 】 : 高知市街 (高知) 〜 甫喜ケ峰 (高知)
・高知港到着
朝、目覚めるとそこは洗面所の前でありました。
昨日は結局すぐ寝たからなあ。
よく周りの状況を確認してなかったので気付かんかった。
んで誰とは知らぬ早起きさん達が朝の5時頃からこの辺でワイワイガヤガヤ・・・。
まあ目覚めてすぐに行く場所っつったらトイレかここ洗面所だわな。
早めに寝といて正解だった。
でこちらも顔洗って軽く身支度し、昼間のフェリーも撮影しとこうと思い甲板に出てみる。
人影はまばらで撮る場所には困らんかったが、あまりにもフェリーがデカ過ぎて甲板を撮ってるのやらどっか海辺の工場の屋上か岬の公園から撮ってんのやらか見分けがつかないもんばっか撮れてしまった。
そうこうしてる間に、フェリーが無事高知港に入港。
どうせ混んでるだろな〜と思って人波が去るのを待ちながら、じっくりと高知の海を堪能する。
寝床から荷物をまとめ、客室から一人チャリ置き場へ向かう階段を降りていくと、そこには船倉一杯の車が全車アイドリング状態で待ち構えておりました。
息苦しい&暑いっつーねん。
ちなみに我がママチャリはこんな風に停められてますた。
後部座席の荷物はくくり付けっ放しにしてたけど何事もなかったようで一安心。
転倒防止のゴムひもを解きほぐし、フェリーの中を出口に向かって走らせる。
が、この際にも出口付近で係員に散々待たされ、車はもちろんバイク組すらほぼ出終わったあと、やっと最後にフェリーから脱出。
ここでやっぱりチャリ野郎はこの満杯の乗客の中で間違いなく俺ただ一人だけだったという事を再確認できました。
ブラボー!
・・・人と同じ事をしてないと不安だ!って方には決してこのママチャリ旅をオススメしませんですハイ。
・高知市街へ
フェリーから出てまず始めに目に入ったのは、大阪から変わらぬ曇り空でありました。
とりあえず昨日からず〜っと変わらぬこの天候に関して、幸先とか未来とかをあまり考えないでおく。
しかし緯度的には南に位置するはずだけど、空気というか気温はそんな変わらんのね。
天候のせいもあるかもしらんけど。
方位磁石で方向を確認し、高知の中心(と勝手に思ってる)JR高知駅へ向けて出発!
・・・と勇んだもののほんの30分程で着いた。
おおっ。見た感じ3年前とほとんど町並み変わってねえっ。
って当たり前か。3年くらいじゃ。
それにしても懐かしいのう。
ここで過去繰り広げた数々の所業はとてもとても書く訳にはいかないけどなんと楽しかった事よ。
高知駅では出発前に仕入れていた情報により、四国で得するパスポートなるものをゲッツする。
主要駅に置いてあるとの事だったので、具体的に駅のどこにあるとまでの情報はなかったものの、普通に改札の真ん中あたり置かれてありますた。
これが四国各所にある主要な施設や店や行事の説明と地図が載っててかつ細々と割引が効き、その辺りに大体何があるか?が非常につかみやすくなる結構有用な本なのであります。
(でも結局実際旅で使ったのは2〜3箇所だけど)
何よりイベント系が網羅されてるのがありがたいところ。
それがコンパクトな一冊にまとめられているのが特に。
高知駅の構内にある喫茶店(店名失念)にて、パン食い放題の朝食にありつく。
朝っぱら、しかも旅行初めての食事からパンってのもなー、と思いつつもAM7時なんつー時間から開いてるお店が、ここくらいしか発見できんかったので。
しかしここがまたサラダや卵焼きなんてアイテムまで取り放題で、こら結構お得なんでないでしょか?
(羽曳野にも朝食パン食い放題の店あるけどパン以外は別料金・・・)
・高知城へ
朝食後はしばらく近くをウロウロと気の向くまま探索。
こーゆー近場を好きなようにウロつくにはやっぱチャリって最適やね。
で、せっかく高知に来たからにゃぁ一度は行っとかんとならんだろうと思い、高知城を目指す事に。
やっぱ城はイイ・・・。
そこかしこに見えるよさこい祭りの会場(競演場と書いてあった)を幾つかくぐり抜けながら、高知城のある高知公園に到着。
よさこいの方はまだまだ準備中のようで、人影はまばら。
昼から行われるそうだが特に朝から並ばなくても見れるようである。
しかしこれも後で是非この目に納めておかねばっ。
なんせ四国で祭りって一回も経験した事ないからなあ。この時までは。
日曜だってのに、やはりどんよりしたこの曇り空のせいか公園内も閑散とした感じ。
坂と階段を登って天守閣(懐徳館)まで来てみると、それはなんつーか、、、こじんまりって感じの大阪城を1/5スケールにしたような建物でありました。
とりあえずここまで来たからには城内に入ってみる事に。
四国パスポートによるとまだ開城時間にはなってなかったけど、売り場のおばちゃんは特に気にするでなく普通に切符売ってくれますた。あっとほーむだ。
ここで早速この四国パスポートを使って数十円の割引を受ける。小なりとはいえある物は最大限に使うべきであろうというのが身上である。
城内は城ってゆーより古い豪商の家屋みたいな趣で、一応五階建てではあるんでやすが一階一階がこれまたこじんまりしててある意味イイ感じ。
それでも最上階からの眺めは高知市街の東西南北を一望に出来てかなり良かったであります。
ただちょいと通路が狭いっつーか手すりの位置が低いっつーか、そのおかげで迫力は大いにあってグー。
なお、ここで最後に屋上に記帳ノートがあったので軽く宣伝しておいた。
って「海苔の山」という意味不明な名前で書いたソレを見て、ここまで辿り着く人はまずいないだろうけど。。。
この時点で時間はまだAM8時半。
日が暮れるまでに高知県は32号線、南国市の奥手にある土佐山田町(推定約25km)近辺まで行ければイイやと考えてたので、まだ時間に余裕はあった。
が、ここでイキナリ土砂降りの雨。
ついほんのさっきまで晴れ間が見えとったのに!
・・・で仕方なく1階に降り、軒先である程度やむまで休憩する事に。
休憩っつーかまだ四国に来て小一時間くらいしか漕いでないんだけども。
そこから1時間、全く雨は降り止まず。
いやあ、幸先いいなあオイ。
この間、地図を見てこれからの計画を綿密に立てたり、柱の構造なんかを見てDASH村でやってたようなホレボレするような見事な継ぎ手の技を鑑賞したりとか、の他は大半を寝っ転がって時間を潰してました。The 暇。
周りを見ると他にも足止め喰らってる観光客な方々がいらっしゃるようで。
ほとんどご年配な方ばっかしだったけど。
・カツオのタタキ
ほんのーり雨足が弱くなったところで、意を決して城下へ降りる事に。
それでもずぶ濡れになりながらママチャリを停めた駐輪場(公園内の図書館横に屋根付きのがある)に戻り、カッパを装備して今度は高知に来たメインの目的である「カツオのタタキ」を食する店を探すため、再び街に戻る。
やっぱ高知っつったらコレっしょ。
まあここで散々街中ウロついて回ったんだけども、居酒屋とかさすがに朝っぱらから開いてないのな・・・。
仕方なく前回来た時にも行った事のある「ひろめ市場」で無難にカツオをいただく事にした。
この市場は観光客向けのところっぽいけども、それだけに土産物だけでなくて食い物に関しても色々取り揃えられてるのがいいところ。
ただこの周りで、同じく観光客っぽいおばちゃんから「ここらへんてデパートとかありませんか?」と地元民と間違えられて道を尋ねられたのには複雑な心境でありますた。
確かに格好はごくカジュアルだわ乗ってるのがママチャリだわでよく考えたら無理ないか。
いや別にいいんだけど。
『くじらのしっぽ』なるそのお店で買うことに決めたのは、別に売り子の方がめっさ若い女のコであったからではなく。
生ビールとセットで買えて、値段も手頃だったからであります。
この市場には、テーブルだけをずらっと並べた空間が内部にあり、そこで思い思いの店で買った好きなもんが食えるようになってる訳ですな。
一人で食ってるのは俺以外見当たらんかったが。。。
でもウマー!
臭みも無く柔らかな食感がまた格別。
それに何より冷え切ったビールの旨い事よっ。
多分今のこの旅の状況が、ある意味旨さを加味してるところもあるだろけど。
タタキの傍らに添えてあったのが最初生姜かなーと思ってコリッと食べてみると、これが生ニンニクのスライス。
しかしこれと併せて食うと確かに旨いっ。
タレもいいよねタレも。ってひょっとしたら単なるポン酢かもしんないけど。
ともあれ誰と話すでもなくでもそのおかげでまったりと高知の味覚を堪能いたしました。
・よさこい祭り
市場の中でもチラホラ見かけた集団なんですが。
外に出てもやたらに派手で無国籍風な衣装を身にまとった方々がたっくさんいらっしゃいました。
年の頃は十代後半から二十台後半ってところか。
中には結構な露出感のある(つっても肩くらいだけど)衣装もあったりなんかして。
カメラ小僧(というかオッサン)の数も相当でしたな。
でその外ですが。
嫌んなるくらい晴れてやんの!
朝のアレは俺を足止めするためだけにピンポイントで降った雨だったのかとかネガティブに考えないようにする。
昼近くになると、朝とは比べ物にならないくらいに辺りに人出が。
そして商店街からは耳をツンザク大音量で音楽を鳴りたてて走るトラックが。
でその巨大スピーカーを載せて走る色とりどりのトラックを先頭に、負けずに派手に踊って練り歩く派手な衣装着た団体が!
これがよさこい祭りというものなのねえ。
なるほどこれは盛大だわ。
何よりこの団体が1つだけやなくて、何組も何組も音楽を変え衣装を変え踊りを変えて次々と繰り広げられていくサマの、なんと華やかな事よっ。
おまけにそれが見渡す限りの若い女性陣な方々だったりするとっ。
これはもうまた誰かと来るなら是非心通じる友と共に来たいと思った。
あ、深い意味はないっすよ。ええ。
てかどんなに目を引く踊りを前にしても、感想を言う相手もいないとなんだか消化不良気味になりますな。
・高知脱出
いつまでもいつまでも見てたい気はするけれど。
こちらは期限の決まった旅の道中。というかまだ始まったばかり。
我がママチャリは見物用の台に使用するためだけにここまで持ってきた訳ではない!
便利この上なかったが。
(車はほとんど動けない状態だったし、機動力は徒歩を遥かに上回るし)
て訳でせっかく晴れたって事もあるので、お昼過ぎ、ようやく溢れんばかりの自制心を駆使してこのよさこい祭りのメイン会場を後にする。
なんせこの祭り、このまま夜までこんな調子で続くそうで。
夜の部も非常に見てみたかったけどキリないし。
後ろ髪思い切り引かれつつも、チャリにまたがり高知から南国市に向けてLet's Go!
の前に坂本竜馬誕生地へ軽く寄り道。
ちなみにそこへ行くまででも待機中のよさこい隊の団体さんがいっぱいいらっしゃいますた。
着いたところには、石碑とそれを示す看板とくらいがあるだけで、なんかひっそりとした感じ。
まあ生まれた所がここだってだけで、それで何をしようもないだろけども。
でそこから今度こそ本当に、南国市に向けて出発する。
JR高知駅へいったん向かい、そこから東へ向けて。(この道が一体何号線なのかは地図にも書いてなかった)
が。。。
暑い!
尋常じゃないくらい。
朝の雨は本気でなんやったんやー?と叫びたくなるくらいの晴れた陽射し。
しかも高知駅前から東へ向かうこの道の、まあ時間的にも太陽が真上にきてるせいもあるだろけども、日陰の無いこと無いこと。
あんまり焼けると後日の行動にも支障出まくりなのは必定だと思い、一応日焼け止めだけはここで大量に肌っちゅー肌に塗りたくっておいた。
この姿だけは人にあまり見られたくないなーと思いながら。。。いやなんとなく。
新国分川橋を越えてちょっと行ったあたり。
周りに何か目立ったものがある訳でないそこで、それが目に入った。
始めは通り過ぎようとしただけだったけども、「丸太小屋」たあ変わった名前のラーメン屋だなあと思い、とりあえず写真だけでもと撮っておく。
が、気になる。
何故かしらオーラを感じるというか・・・。
これは食ってみるべきか?
ハラの程はまだタタキ食ってそんな経ってないんで6〜7分ってとこだけども。
しかし高知なんてそうそう来る事ないだろし、何よりここで入っとかねば後々絶対俺は後悔するだろう事確実だと思い、何はともあれ突入してみる事に。
店の前まで行ってみると、店名にもある通りまんま「丸太小屋」。
客待ち用のベンチまで用意されてるところを見ると、やはり行列が出来るくらいの店なんだろうか。
店内に入るとそこも外から見たまんまの丸太小屋風な趣でありました。
てかいいんじゃないこれ?
とりあえずメニューはオーソドックスにラーメン(500円)をチョイス。安っ。
他にも、にんにくラーメン(650円)・みそラーメン(650円)・野菜ラーメン(900円)等があるようで。
って900円て。一体“野菜ラーメン”とは如何なるものが出てくるのであろうか・・・これまた気になる。
しばらくしてラーメン到着。
ご主人とその奥さんらしき人のお二人でなさってるようで、客の方はひっきりなしなので結構忙しそう。
到着の間までに席を詰めたり移動したりで(団体がくれば一人もんはしゃあないと思うが)結局最後に落ち着いたのは厨房横の狭い2人掛けのテーブルで食しますた。
で、お味の方はと言いますと。
ウマーーー!
の一言でございましょうか。
しかしほんと久々に勘が当たったなあ。
スープはあっさりさっぱりそのまんまだけど鶏のイイお味と深みが出ててGood!
ダイエット中なのも忘れて普通に飲み干してしまいそうになるくらいに。
麺は細目でそのスープとよく合ってる。
何よりチャーシュー旨〜!
そして何気にお冷もおいし〜。
入ってすぐビール頼もうかと誘惑に駆られたけど、これ飲んで別にいっかと思えたですよ。
あっつー間に平らげ、邪魔になると何なんで早々に店を出て見ると、そこにはもう6〜7人の行列が。
でもそれも十分頷ける味でありました。
ちなみに調べてみたらやはりそれなりに名前が出てるようで。
ともあれ、断言できるけどこれから先何回高知に訪れるかは神のみぞとは言えその度に俺はここへ確実に来るだろう。
うん。
・峠へ
塩気と共にパワーを得た(気がする)ので、そのまま出てすぐチャリを走らせ32号線に乗り、高知自動車道は南国IC方面へGo!
それまで続いていた平坦な道から、段々と遠目にも明らかなほどの峠らしき道が迫ってきてくる。
とその前に手前にあった道の駅「風良里」に立ち寄る事にした。が、案内所のジジイに大変ムカついたのでここでは1円も使いたくなくなり、速攻で店を出る。
わざわざ書くのもアレなんで内容は書かないけど、接客の何たるかについてゼロから勉強し直せいと小一時間問い詰めたくなった事だけは付記しておく。
で、んな事はともかく、問題はここからだった。
歩道が途切れた辺りから、より更なる本格的な坂道が現れたのである。
そらもうってくらいの。。。
まず初っ端。
側道も途切れてるし!
見た目そんなでもないけど実際上ってみると進まねえったらもう。
無理矢理漕いでみると、ものの数分で太ももがピクピクしてきて危険信号発しまくり。
やはり変速機のないママチャリではやはりちょっぴり無謀だったか・・・。
と思ってみてもどうしょうもないので、しょうがなくチャリから降りて手で押して進む事に。
これを延々坂道の続く限り続ける訳ですよ奥さん。
しかも車は容赦なく脇を通るし。
それがまだ乗用車ってんならともかく、トラック系だと排ガスまみれまくりになる訳でして。
ただどうしようもないので、出来るだけ端の方に寄ってチャリともぴったりくっついて進む。
時折橋なんかも出てきまして。これが更に危険。
なんせそれでも少しはあった側道が完全になくなる時があるし!
トンネルでは意外となんとか人一人通れるくらいの段差があって、そこから落ちない限りはまーまー安全に通過でけました。
つってもそこで坂道攻撃を喰らうと結局チャリから降りてチャリか俺かどっちかを車道側に降ろさせないといけなかったけども。。。
そんなちょびデンジャラスな道のりを小一時間ばかしかけて抜け、なんとか上りの峠を突破!
根曳峠を越えた辺りになると、段々歩道も増えてきてサイクリングになかなかイイ感じになってきた。
てか全般を通じて、曇ってるとはいえ景色はイイねえ。
空や森や山や雲や沼や川や。
まあ絶景って感じでもないんだけど、当たり前の田舎の風景という雰囲気で俺的にはこれを見るだけでも坂道登った甲斐はあったな。
・キャンプ場到着
時刻にしてPM5時頃。
なんとか夕暮れ前に第一候補宿泊目的地であった「甫喜ケ峰森林公園」に到着。
結局高知市街を走り回った距離に比べ、だいぶ少ない坂道に差し掛かってからのたった15km程の距離に、2〜3時間を要してしまった訳デスか。。。(ほとんど歩いたって事だね♪)
出来ればもうちょっと先に進みたかったところではあるけれど、まだまだ先はある事だし、何より夜になると道も分かり辛くなって宿泊できそうな場所を見逃す可能性も考えられたので、無難にここへ逗留する事にした。
が、ここまでの道がまたややこしかった!
32号線からここへ向かう横道があるんだけども、ここに案内板とかが全くなかったし。
何よりそこへ向かう車の無いこと無いこと。
ホントにこの先に何かあるんかって感じの寂びれまくった道(しかも結構な坂道)と水の滴る荒れ果て気味(というか建設中?)の高速の下をくぐって10分ほど進むと、この公園がやっとこさ現れるのである。
見た最初の感想は「広い」。というか人がいねえ!
2〜30台は入りそうな駐車場に、実際停まってるのは一台のみ。
その駐車場の奥に広場とキャンプ場があり、そこに丸太小屋が3つほど点在してる。
1つがトイレでなんとシャワー付き。これがかなりデカくて綺麗。
でもう1つが休憩所のようで特に中はがらんどう。
残りの1つが炊事場になってるようで、炭と器具と何より食材があればここで料理もできそう。というか出来るだろう。
で、見渡す限りこの公園にいるのは親子連れが一組のみ。
いや出会いを期待してた訳でないけど、こんだけの広さの中に人が俺入れて3人だけて。
ちょっと不気味。
いや空気はいいしゴミもなくて綺麗だし、何よりおもいきり静かでゆっくりするにゃぁええんだけども。
着いてまず最初に敢行したのがテント作り。
なんせ今まで家ン中で1回だけ作った事があるだけで、実際外で組み立てた事がないとゆう。
キャンプ場にはテントを張る用の木の台があり、ここに設営すれば下が土で汚れる事無く片付けも簡単になる。為のもんだろう。多分。(当方テント超初心者なので以上あくまで推察)
が、広げて組み上げたはいいが下が木だけにペグが打てねえ!
周りはどうしてんだ?と思たら台の外の土の部分にペグを打って、そこからロープを長ーく延ばしてくくって設営してるようですた。
ってそんなんロープなんて上等なモン持ってねえし。
どうすんべ?
考えに考えて手持ちのブツではどうしようもないと判断。
ロープを買うにしたって、ここらへん店どころか建物自体希少なくらいだし、借りると言っても一時的にならともかく一晩となると、もし貸してくれたとしても悪い気がする。
でしゃーなく公園中を歩き回り、少しでもヒモになりそうなもんを片っ端から物色する事に。
そしたらば小屋の裏手にマキを縛ってたらしいロープが散らばっており、これを拝借してなんとかテントを木台にくくり付ける事に成功。
これもし見付けられんかったらいつ風で飛ばされるかわからん所で夜を明かすところだった訳で。
諦めんで良かったわい。。。
・怒涛の夕食
無事設営の終わったテントの中に、金目の物を除く全荷物を置いて、付近に食料を求めて出かける事にした。
なんせこの旅全般に言えた事だけども、異様にハラが減る減る。
でチャリに乗ってみてびっくり、軽ぃぃぃ。
まあテントだけでも3kgあるし、前後でバランス取ってるとはいえやっぱ荷物あるとないとじゃ大違いだわ。
荷物を置いてテントを離れるのは若干の不安がないでもなかったけど、ココまで来てわざわざしかも盗っても大して価値のあるもんでもない物を物色しにくるか?、という考えでこの身軽さを優先する事にした。
公園を出て32号線へ戻る道沿いに、一軒の喫茶店があった。
名は「さち」というらしい。
その余りにも怪し過ぎるタタズマイ(写真参照。店先に鶏小屋てアンタ)ゆえ、最初からここで「何かを食べる」なんつーチャレンジャースピリッツはなかったんだけども。
ここらへん、己の「でもネタになるかも♪」精神をどうにかしないといずれ大変な目に遭いそうな気もちょっぴりするけどつまり動機はそうゆう事だ。
で、勢いで入ってみたは良かったが、中は更に怪しかった。
≪前の日
その2≫
Topへ