マヨラーオフ第3回 - その2
(長いから分けました)

(CREATE - 2000/09/08)




【マヨラー】

 2台の車に分乗し、いざ心斎橋はマヨラー前線基地、剛力ラーメン(2002年現在HP消滅)アメ村店(2002年現在店も京橋店を残して消滅)へ。
 梅田からだと多少遠回りが必要だったものの、それ以外は難なく心斎橋に着き、首尾よく同じ駐車場に2台を停める事ができた。
 そこから歩いて10分ほどの道のりをマヨラー野郎4人組が進んでいく。
 皆、口数があまり多くはない。
 当然ではあるが小寺っちとbeans氏は初マヨラーである。
 何故か2度も経験している私はほとんど死刑囚のような足取りであったが、1度大口叩いてえらい目を見てるはずのちょめお君がやたら元気が良い。怪しい・・・

 ここでそのうち、話題がマヨラーと言えばこの人!と呼ばれる事うけ合いなフジオカ氏に関するモノに移った。まあマヨラーに向かう限りは当然とも言える成り行きではあるが。
 「じゃーもし呼んだら来るかなあ?」
 これも当然のように湧き起こる疑問であろう。

 モノは試し!来なくて駄目モト!

 そんな気持ちで私はちょめお君にフジオカ氏の携帯番号を伝え、掛けさせる事にした。いや自分から喜んで掛けたんだったかな。
 そしたらなんと、喜んで来ると言うではないですかっっ。
 ここは素直にちょめお君の突撃精神に感嘆の意を送る事にした。
 ちなみに私が誘われたのだったら、何があろうともコンマ1秒で断っていた事だろう。
 まー後に激しくマヨラーを拒絶するサマを見る限りにおいては、“喜んで”と言うには多少の語弊があったようではあるが。

 ともかくもメンバーは揃った。
 が、フジオカ氏が心斎橋に到着するのはそれから40分くらい後の事だそうな。
 それでは、ってんでマズはこのメンバーだけでもマヨラーに挑戦する事となった。


 しばらくして、剛力ラーメンとの名を冠した店の前へ着いた。
 途中、イカしたニーチャンネーチャンが数多くタムロしていたが、特に何のハプニングもなく。
 だが、何故か誰も自分から入ろうとはしない。Why?
 ・・・そうしていても何の解決にもならないと悟ったのか、皆渋々とカウンターばかりの席についた。
 さて注文である。
 小寺っちには事前に大盛りでも2杯いっぺんでも何でもいーよー、と伝えてはあったのだが、驚くべき事に普通にマヨラーを1杯頼んだだけであった。ちっ。
 beans氏は何かに憑かれたのか、マヨラーよりもちょっと上級に位置すると思われる“ピリカラマヨネーズラーメン”に挑戦するとの旨を、そのやる気なさそーな店員に伝えた。正気か?!
 と思ったが彼は空手有段者である。もし勢いで店で暴れられたら、、、困りはしないどころか是非ともやって頂きたいところではあるが、もし自分にまで被害が及んでは困るので、結局我々は黙っているしかスベはなかった。「それは幾ら何でもヤバいんちゃいまっか?」とは言えずに。
 そして・・・

 「ネギラーメン」

 突如店内に響き渡ったその聞き慣れぬメニュー。
 まさか一体誰が?と思ったら隣に座ってたちょめお(呼び捨て)の野郎から発されたものだった。

 いきなり裏切りかーい!

 ここ剛力に来てマヨラーを頼まないなど一体貴様はなんの為にここまで来たんだ?
 だが、もはや彼はメニューを見返そうともしていない。
 ここは一発・・・と思ったが、繰り返すが相手は昔なにをやらかしたか想像したくもない程のヤンキーである。ぐっとそこは我慢してその言葉を飲み込む事にした。私も我が身はカワイイのである。

 で、最後は私のメニューを告げる番となった。
 目の前では伝票持った兄ちゃんがこちらを見つつメニューの繰り返し確認なんぞを行っている。
 そして隣に座る小寺っちからは、さも当然のような視線でマヨラーの注文を促している。
 う〜ん。でもちょめおも逃げたしな〜。
 しかし私は裏切り者とか卑怯者とか臆病者とのソシりも受けるわけにはいかない。冷静に考えればその方が良かったような気もするが。
 「マ、マヨネーズラーメン・・・」
 消え入りそうになりながらも、何とかそれだけは伝える事ができた。
 隣に座る小寺っちの満足げな顔を横目に見ながら・・・


 特になんと言うでもない会話がなされ、遂にヤツが出来上がってきた。
 左から、beans氏の“ピリカラマヨネーズラーメン”。見た目はほとんどこの世のものとは思えないモノがある。まー彼なら大丈夫であろう。根拠なし。
 次にチキン野郎ちょめおの“ネギラーメン”。でも別に旨そうではない。さすが剛力。
 そして私と小寺っちのマヨラーが、とうとう目の前に運ばれてきてしまった。
 いつもと変わらぬ吐きそなその姿。
 だが、隣の小寺っちには特に感銘を受けたような様子はない。
 ともかくも、来てしまったのだ。あとは食すだけである。

 どれくらい経ったろうか。
 なんとか麺をあらかた平らげ、具も残り少なくなってきた頃、周りの様子を見てみる。
 ネギラーメンに逃げたヤンキーはほぼ食べ終わっており、同じくほぼ食べ終わっていたbeans氏と、またまたアングラな話題を繰り広げている。
 ・・・てbeansさんあのラーメン食ったの?!
  問題のブツの残り
 白〜いマヨが浮かぶその器には、所々赤〜い紋様が織り成されている。
 はっきりと間近で見たのはこれが最初であるが、なんと兇悪勇壮な姿である事か。
 対照的に、心なしかbeans氏の顔色が青みがかってるような気もするが多分気のせいだろう。

で、さっきからものも言わず食べてる小寺っちは、と・・・
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!!!!!?????

ずずずぃっと。おえっ。

コイツ(失礼!)汁まで飲んどーるーー!!


 あ、アホや・・・ホンマモンのアホがココにおる・・・。
 と思っていても当然口に出さず、「す、凄いっすね。。。」とだけ声を掛ける僕。
 それ以外どう言えっつーねん。

 でそのまま見る間に最後の一滴まで満足げに飲み干したのである。。。
 ちなみに氏曰く「旨かった〜」との事。

 おそらく長生きはできまい。



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