リモコン直してみた


 いつも見てる鉄腕DASHにて、「家にある故障品をいくつ直せるか?」という企画があった。(「DASH村だより」の下)
 この中で、「押しすぎてボタンが利かなくなったリモコンを修理する」ってのがあった訳で。
 これは、マジで?!
 と思ったのも、うちにあるパソコン用ディスプレイのリモコンが、あらん限りの力をかけて押さないとなかなかボタンが利かなくなっていたからである。
 てかTVの中のご家庭の様子そのまんまに。

 ほんとに直るってんならウチでも是非やってみようと思ってついでにじゃー公開でもするかーと思って書いたのがこのページであります。

【修理方法について】
 先ほどのページより抜粋。
電気屋「ボタンの裏にある伝導体が擦り減ってしまうと、利かなくなるんですよ」
チャンネルを乱暴に押し過ぎてしまうと、ボタンの裏にある電気を通す役割を持つ「伝導体」が擦り減り、それによっていくらボタンを押してもチャンネルが変わらなくなってしまうのである。
電気屋さんによると、「伝導体の代わりになるものをボタンの裏に挟んであげれば、元通りになる」という。
 だそうである。

 ではここで、うちのてんで言う事聞かないリモコンをご紹介。

 リモコン(分解前)

 見た目はまとも。
 ただしモノはもう6年前のブツ。
 ただ今んところリモコン以外で時に不具合は出てないけども。

 で早速これを分解〜。
 とりあえずフタ開けて、ボタンの裏側を見ん事にゃぁね。

 リモコン(分解第一段階)

 めさ質素
 まぁ今時リモコンにそうそうICはいらんという事か。
 しかし基盤にプリントされてんだけども、まさかMITSUMI製とは・・・。
 昔ここ製のCD-ROMドライブでえらい目にあわされた思い出が、はともかく置いておくとして。

 その基盤をペロンと剥がしてみると(ちなみにここまで工具類は一切不使用)、そこにありましたよ「ボタンの裏の伝導体」なるものがっ。

 リモコン(分解第二段階)

 番組でもこの黒い斑点のとこに、アルミホイルを貼ってたよなあと再確認。
 見た目はどれも全く同じようで、特に利かないボタンの所だけが、何か他と変わった所がある訳でもない。
 はて?
 ホントにこれの「伝導体」とやらが擦り減っているんだろか。
 と危ぶむもココまでやっちゃった以上後にも引けないってーか引く気もさらさら無い訳で。
 で、なんとか貼ってみました。

 リモコン(修理後)

 細か!
 かなりボタンが小さいリモコンなんで、裏のこの部分もやたらに小さいっ。
 ともかくどこのご家庭にもあるようなごく普通のアルミホイルをハサミで小さく、なるべく形に合うよう丸く切ってみる。
 あとは接着剤で貼り付ける・・・らしいけど手元に無かったので仕方なく事務用の透明ノリ(※1)にて代用。
 切ったアルミ箔を指に乗せ、そこにノリをちょちょっと付けて、そのままボタンの上に指を乗せる。
 で離すとアルミ箔だけがボタンに貼り付いているという算段で事もなく作業終了。
 てか結局修理らしい作業はたったこれだけ。
 簡単。

 一応念の為多少心持ち多い目に乾く時間を待ってみて、その後おもむろに基盤をはめ直して試しに電池入れてスイッチを押してみる。
 すると・・・。

 マジでチャンネルがスコスコ入るよ!

 おおおぉぉ〜!
 マジでなんか買ったばっかのような素直さがっ。
 今までフルパワーで指圧の許さん限りにボタン押しまくってたのは一体ナンだったんだ?!って感じー。
 軽く触るように押すだけでスコっとボタンが利くではないですか奥さん!

 元通り組み立て直した後も、そして今時々そのボタンを押してみても、ちゃんと直ったままであります。
 これは便利というかなんというか。
 TVでもタマには役に立つ事あるんだなーって感じ。

 もしご家庭で入りにくいボタンのリモコンがあった場合、この方法、手先に軽く自信があるなら是非挑戦してみてはどうでしょうか。


補足1 アルミをノリで貼った場合、数ヶ月で剥がれる場合があります。(もっと短い場合もあるかも)
まあ一応くっつく、って程度の認識で。やっぱ接着剤がベスト。
補足2 上記以外の方法で、接点復活材というものを使うという手もあります。
この場合はアルミ貼る代わりにちょちょっと塗るだけでOK。らしい。

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